2010年12月03日

ダウンロード数と実際の利用数の関係、およびレビューサイトの効果について

せっかくアプリをダウンロードしても、使ってもらわなければ意味がありません。僕もiTunesには登録されていても使っていないアプリはたくさんあります。がんばって作ったアプリがそういうアプリの一つになってしまうのは悲しいことです。また、拙作ToToDoのように広告モデルを採用しているアプリは、使ってもらうことが収益につながります。

自分の作ったアプリが実際どの程度利用されているのかは、広告モデルアプリの場合、広告システムへのリクエスト数である程度はかることができます。以下のグラフはToToDoのダウンロード数と広告リクエスト数の遷移のグラフです。ToToDoの初期バージョンは、最初にiAdの広告をリクエストするため、iAdリクエスト数がアプリの起動回数とほぼ同じであると考えることができます。

ダウンロード数と利用実態の関係1.png

特にiAdリクエスト数の後半の遷移に注目すると、ダウンロード数が少ないと、一定の割合で利用ユーザー数が減ってゆきます(TODOアプリという性質上、週末や祝日にはリクエストが減ります)。新しいアプリが次々と登場するので、使い続けてもらうためには継続的な改良が必要と思われます。

ダウンロード数そのものを増やすにはどうしたらいいのか、それが分かったら教えてほしいぐらいですが、印象としては、ランキングがすべてです。ランキングが上位に来れば来るほど目に留まりやすいためダウンロード数は増えてゆきます。ここにジレンマが生じます。ダウンロード数を増やすためにはランキングをアップさせる必要がありますが、ランキングをアップさせるためにはダウンロード数を増やす必要があります。個人的には、その最初のきっかけを作ってくれるのがAppBankなどのレビューサイトであるという認識でいます。

レビューサイトの効果



グラフには、いくつかのレビューサイトに掲載されたタイミングを表示してあります。

認識している範囲では、最初に取り上げてくださったメジャーレビューサイトはiPhone女史さんでした。うれしかったです。

AppBankの爆発的な訴求力についてのうわさは聞きますが、ToToDoに関して言えば、AppBankに紹介される前からダウンロード数は増えていることが分かります。むしろmeet-iに紹介された後に爆発的に増えています。AppBankにはそれをもう少し持続させていただいたという印象で、爆発的な訴求力とまでは感じませんでした。毎日いくつものアプリのレビューが載せられているわけですから、過剰な期待はできないですね。

持続的に利用してもらうために



自分自身もそうですが、いったんお蔵入りアプリとなってしまうと、そのアプリが日の目を見ることはめったにありません。なので、最初にダウンロードしてもらったときが勝負です。

ユーザーがダウンロードしたものの使用しなくなってしまう原因は何か? 一つには機能が自分のほしいものと異なるケースです。これはある意味致し方ないと思います。アプリのコンセプトが受け入れられなかったということだからです。

もう一つ考えられるのは、アプリが不安定である場合です。ToToDoの場合、最初のiOSアプリだったこともあり、若干不安定な部分があったままリリースしてしまったため、良くなかったと感じています。

アプリの安定性を高めるためにはデバッグが重要であり、そのために役立つのがクラッシュログであるという記事を書きました。また、バージョン管理をよく行なって、バグ修正版をすばやくリリースすることも大切だと思います。Subversionによるバージョン管理についてはこちらの記事で書いています。

アプリの不安定さは低評価につながります。ToToDoも評価1がそれなりに入っていて、コメントがないために理由はわかりませんが、おそらく不安定さが原因ではないかと考えています。それで、バージョン1.1ではかなり安定性に気をつかったつもりです。

まとめ




  • 最初から安定したアプリをリリースすることは重要

  • レビューサイトはAppBankだけではない

  • バグ修正版はすばやくリリースし、機能向上版はちょっとずつリリースしていくのがいいかも



こんなところでしょうか。
posted by iphone-dev at 17:56| 日記